糸満克哉税理士事務所
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税理士事務所の紹介

所長 糸満克哉

お客様の身になってビジョンを示し、
   一緒に成長できるサービスを目指す

糸満克哉税理士事務所
沖縄県那覇市おもろまち4丁目19番14号
八重洲第七ビル502号室
所長 糸満克哉(37歳・TKC九州会沖縄支部)


 

平成15年8月に開業した糸満税理士事務所は「顧客第一主義」を経営理念として着実に成長を続けている。

「那覇新都心」への事務所移転を弾みにして一層の飛躍を目指す所長の糸満克哉会員は、関与先の真の
ニーズに応えるサービス充実と、それを支える所内体制づくりに専念している。


開業4年で法人関与先80件
那覇市中心地への移転も実現

新設の大型ショッピングセンターやオフィスビルが建ち並び、現在も急ピッチで開発が進められている「那覇
新都心」。最寄りのゆいレール「おもろまち駅」には「沖縄振興特別措置法」に基づく国内唯一の路面免税店も併設され、活況を呈している。

この一帯は今や沖縄におけるビジネスや観光の中心地になりつつある。

糸満克哉会員(37歳)は昨年11月、それまで那覇市郊外の宜野湾市にあった事務所をこの「おもろまち駅」から徒歩数分のオフィスビル5階へ移転した。

利便性の高い立地への移転について、糸満会員は「お客様の真のニーズに応えるため」「自分の退路を遮断するため」という2つの理由を挙げ、その効果を次のように語る。

「悩みや相談事があったとき、今すぐにでも解決したいというのがお客様の気持ちです。

お客様の多いこの場所なら『これから会って話をしましょう』と、気軽にオフィスにお招きすることもできます。

コスト面では多少無理していますが、事務所の将来のためにも思い切って中心地に移ってよかったと思っています。」

全都道府県の中でも企業を取り巻く経済状況がひときわ厳しいとされる沖縄にあって、糸満事務所は開業4年にしてゼロから約80件へ法人関与先(巡回監査対象)を着実に増加させている。

関与先の業種は多岐に亘り、「比較的若くて前向きなお客様が多い」のがその特徴という。

一方、今年8月末時点のTKCツールの推進状況を見ると、翌月巡回監査率は約90%を維持し、KFS実践も
継続MAS45件、FXシリーズ自計化40件、書面添付52件と過半数の関与先に及んでいる。

特に書面添付については、昨年のニューメンバーズ部門でTKC全国会から表彰されている。

電子申告も平成18年度で223件の実績を挙げ、TKC九州会沖縄支部ではトップテンに入る。

このような成長の秘訣を「TKC全国会の基本方針を守っているだけ」と語る糸満会員は、全関与先に向けて
TKCツール100%導入を目指している。


「それはできません」は禁句
まず仕事を引受け理想に近づける

糸満事務所のホームページの経営理念の欄には、次の1節が記されてある。

<私たちは「顧客第一主義」をつねに心がけ、お客様の満足度を高めるためのサービス提供を怠りません。

私たちの業務は会計等だけではありません。

お客様とのコミュニケーションを通じて最善の選択をしていただけるようなサービスをご提案していくことが重要であると考えています>

この理念を実現するため糸満事務所では、最善のパートナーとなるべく多種多様な問題解決を目指すことを
企業にアピールしている。

その根幹を成しているのが「経理コンサルティングサービス」である。

「例えば『試算表ができるのが遅い』『事務処理が複雑で重複している業務が多い』『知りたい経営分析資料がない』など、企業が抱えている経理上の問題は実に様々です。

そうした問題に対して、数か月間かけてその経理事務の現状を綿密に分析し、優先順位を決めて的確な改善策を提案するのが当事務所の『経理コンサルティングサービス』です。

必要に応じて初期指導などによるアフターフォローを徹底することで、経営者の気持ちをがっちりと掴むことができます。」

糸満会員は、こうしたサービス開始前には経営者との入念な打ち合わせを通じて企業の特徴を把握することに努めている。

場合によっては、記帳代行や総務・人事等を含めた経理のアウトソーシングを引き受けることもあるという。

この点について糸満会員は「当事務所ではお客様に対して『それはできません』は禁句としています。

まずはいったん仕事を引受け、たとえ時間を要してでも巡回監査を基礎とするKFS推進に結びつけていく。

そこには、お客様を良質な組織へ変える職業会計人としての醍醐味や喜びがあります」と説明する。

糸満克哉税理士事務所  そして、その具体的な指導方法について次のように続ける。

「事前の打ち合わせのときには『1年後には経理担当者を採用してFX2で試算表や仕訳帳、総勘定元帳を自社で作成できるようにしましょう』『3年後には、社長ご自身でも分析資料に基づく経営の意思決定ができるようにしましょう』と、お客様の身になって理想的なビジョンを示すのです。

それに向けて一緒に成長できるようなご指導を心がけています」

こうしたサービスが認められ、糸満事務所では全関与先の95%が既存の関与先からの紹介で構成されて
いる。

また直近の例では、沖縄銀行によるTKC戦略経営者ローンやTKC会員税理士顧問事業者融資制度を利用したいという理由から、新規顧問契約に至ったケースも数件あると糸満会員はいう。


所長に必要な「先見力」「直観力」 そして「経営者としての気概」

事務所職員

<やってみせ、言って聞かせて、させてみて、
ほめてやらねば、人は動かじ>

糸満会員は、この山本五十六の言葉を「事務所経営におけるリーダーの行動原理」として位置づけている。

糸満事務所の職員は現在8名。

幹部職員3名のうち2名は、糸満会員の会計事務所勤務時代の同僚でもある。

糸満会員は、幹部職員には厳しく接することもあるが、一般職員については褒めることはあっても直接叱るようなことは一切しない。

「そのようなメリハリが組織運営上、よい緊張感を醸成する」と考えているからである。

また「職員の自主性と責任感が事務所の成長を支える」と語る糸満会員は、形式的な会議を設けず、幹部職員との個別のコミュニケーションによる情報共有を最も重視している。

ところで、TKC入会の動機について糸満会員は、9年間の勤務時代にTKCシステムを熟知していたことをまず挙げる。

更に強調するのは、沖縄の若手税理士による「二木会」に所属する多くのTKC会員に触発され、飯塚毅TKC
全国会初代会長の著書や講演録に接する機会を得て、基本理念「自利利他」に共感したことである。

また、拡大志向を持つ糸満会員は、平成18年度の電子申告実践件数で全国第1位を獲得した神野宗介会員
(TKC東京中央会会長)を手本とし、その著書『TKC会員会計事務所の経営維新』(TKC出版)を「バイブルのように熟読してきた」という。

「この著書で神野先生は、飯塚初代会長の教えとして『先見力』と『直観力』が所長にとって一番必要と述べられています。

その原点には、職員、家族そして関与先を『何があっても守るぞ!』という経営者としての気概があるとも。

自分も、所長には税理士としての知識や技術はもとより、経営者としての資質が強く求められると思います。

所長がリーダーシップを発揮し、事務所が企業として成長発展していくことで、職員の定着化、優秀な人材の
確保につながり、結果として関与先サービスが向上するのではないでしょうか」

沖縄における会計事務所の成功モデルとして糸満会員が描くスケールは、関与先200~300件、職員30人。

その実現のカギは、まさしく「先見力」「直観力」そして「経営者としての気概」に基づく所内体制づくりと、サービス充実にあると糸満会員が考えていることはいうまでもない。

(構成/TKC出版 古市 学)

所長 糸満克哉 <いとまん かつや> (37歳・TKC九州会沖縄支部)

沖縄県出身。平成15年3月税理士登録、同年8月TKC入会・事務所開業。

現在、TKC九州会沖縄支部ニューメンバーズ・サービス委員長として活躍。趣味はゴルフ。

(会報『TKC』平成19年9月号より転載)